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#7503
【品川区】三之助の笑顔いっぱい とっておきの品川 可能性は無限大!義足のプロダンサー 大前光市【平成30年度東京都広報コンクール一席】
公開 2019.03.18視聴回数 4,159回

区内在住の噺家・柳家三之助が、品川区スポーツ大使に就任した、義足のプロダンサーとして活躍している大前光市さんを紹介します。

三之助「ありがとうございました。いつもと違う感じで番組が始まっているんですが。やっぱりダンスをちゃんと皆さんに見ていただこうと思いまして、こういうスタートになりました。早速ご紹介したいと思います。プロダンサーの大前光市さんでございます。よろしくお願いします」
大前「よろしくお願いします」
三之助「しながわ2020スポーツ大使をされているということで、今日はいろんな話をじっくりと伺いたいと思いますんでよろしくお願いいたします」

今年6月、2020年、東京オリンピック・パラリンピックを品川区から盛り上げようと、区にゆかりのあるアスリート3人が「しながわ2020スポーツ大使」に任命されました。
今日は、品川区にお住まいの大前光市さんに、たっぷりお話をうかがいます。

三之助「大前さんはずっとダンサーとしてずっと活躍していらっしゃったと思うんですがある時、事故で足を失ってということで、今はこういう形で踊られているということなんですけど、やめなかったということはどういうことなんだろうな、っていうのを、まず聞いてみたかったんですけど」
大前「人間の可能性はそんなもんじゃないだろうというのがどっかにあったので、これで終わりじゃないだろう、別の方法が何かあるはずだとか種類が違う事をすれば、別の形になれば全然、踊り続けることができるはずだと思った」
三之助「そこに切り替わって、それで今度は自分の足となるこういう物。ちょっと教えていただいて、色いろあるんですけど」
大前「いろいろありますね。まずはこの普通の生活で 使う足の形をしている義足と言われているやつですね。それとあと普通のダンス。二本足とかでやるダンスとかはこれを履いてやることが多いですね」
三之助「さきほど使っていたやつですね」
大前「そうですね。さっき使っていたし、リオとか年末の某番組とかでいろいろ使っていましたね。これがそれを光らせたやつです。色がどんどん変わるような、こういうなんかクリスマス的な、LEDの義足です」
三之助「これはお客様の目をここへ」
大前 「ここへ!これを見ろ!」
三之助「ですよね。ここが、ここを見てくれってなりますよね」
大前「僕の一番の売りポイントがここだから、そこを輝かせいてるということですね」
三之助「前と同じに踊れなくなってしまったことを逆手にとるというか、そういう感じがありますね。大前さんは指導者としてもやってらっしゃるんですよね?」
大前「そうですね」
三之助「それはやはり、障害がある方のレッスンなんかもするんですか?」
大前「良くしていますね。やっぱり自分の可能性に気付けなかったりするんですよね。僕もそうだったんですけど、義足なんですけども義足のダンスを教えてくれる人がいなかったわけですよ」
三之助「編み出さないといけないわけですよね」
大前「その編み出しかたのコツはちょっと知っているわけですよ。そういうのを教えていると、あ、こんな方法で表現する方法があったのかと」
三之助「そういう子たちってやっぱり迷っている訳でしょ?いろんな意味で自分のダンスっていう意味でも迷うだろうし、生きるってことにもちょっと迷いがあったりするんじゃないかなと思うんですね」
大前「それはやっぱり少しでも可能性を見たらちょっと絶対自信につながるんですよね。その方向に歩いてみようというか。お先真っ暗だと全然行動ができなくなっちゃうんで」

三之助「後ろにね、終わっちゃた公演ですけどもスクエア荏原で公演されてトークショーもあって大変な盛況だったそうですね」
大前「そうですね。すぐに埋まっちゃいました、これは」
三之助「どうでした?あそこは踊ってみて」
大前「やりやすいですよ。やりやすいし品川の区民の方も非常に温かいですし、気分良くできましたね」
三之助「そういうところからしながわ2020スポーツ大使っていう話が来たと思うんですけど」
大前「チャレンジしていく部分は一緒だと思うんですよね。人の可能性にチャレンジする感じ。オリンピックが人間の限界にチャレンジするような大会だとすると、パラリンピックが可能性にチャレンジしているような感じがするんですよね。なんかそういう部分では同じものを持っているなと思っていて。僕自身もスポーツには属していなんですけどいちアスリートだと思っているんですよね。常に自分の限界を突破して自己ベストを常に出し続けていますね」

義足のプロダンサーとして踊り続けて、14年。
自らの可能性を信じ、様々なステージに挑戦し続ける大前さん。
活躍の舞台は、世界へと広がっています。

大前「日本の方は障害=かわいそうっていう見方が強いかなと思います。でも今まで僕が見てきた海外っていうのはそういう考え方ではなくて、どっちかとうと障害者、みなポジティブなんですね。例えばこの義足があれば踊れますよねあなた。そういう風にして、1個の自立した存在として見ているわけですよ。杖があれば歩ける人みたいな」
三之助「それこそ本当に言葉の違いかもしれないけど「あればできる」というのと「ないとできない」っていうのと全然違うじゃないですか?ちょっとしたちがいですけどもね」
大前「だいぶ違うと思います」
三之助「そういうところが、日本と海外とまだまだつめていけるというか、一緒になれるとこなのかなって、今、話聞いてそう思いました。僕らが応援してあげられることって何なんのだろうなとか思ったりするんですけどね」
大前「僕は応援すると思っていなくて自分がそれを参加して楽しんでやっていたらその背中を見て、楽しそうだと思ってくれることが応援だと思ってます。楽しめば応援みたいな」
三之助「なるほどね。そうすると、今世間で盛んに言われているオリンピックでもパラリンピックでも皆で応援しようというのは、そういう言葉に置き換えた方がなんかシンプルで良いですね」
大前「そうですね。楽しもう!です」
三之助「そうですね。ご覧になっている皆さんにメッセージがあれば一言お願いしたいんですが」

大前「これからも2020に向かってどんどんですね、オリパラ関連のイベントとかで東京が盛り上がってくんですね。それに皆さん乗っかって、楽しみましょう。一緒に。お祭りなので。僕も踊りながら参加しているだけなんで、盆踊りみたいに、皆さんもその盆踊りに乗ってきてほしいですね」
三之助「皆さんもいろいろ、今日見てお感じになられたと思います。参加したいですね。私もぜひ参加したいと思います。今日はお忙しいところありがとうございました。さて次回のとっておきの品川どうぞお楽しみに」


カテゴリ
ブログ



Echoes Of Summer Suite: Prologue


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Tempei


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