園内で一番高い藤代峠から見下ろすツツジの絶景。江戸の園芸ブームの中心地に位置する、六義園。

4月下旬には色とりどりのツツジが見頃を迎え、園内を彩ります。

ツツジは刈り込み方でさまざまな趣が楽しめますが、六義園では丸く刈り込まずに、山に自生している時のような樹形に剪定しています。人の背丈よりも樹高が高くなっているものも多く、西側の森の小径「尋芳径（はなとうこみち）」のツツジの花が、シャワーのように降り注ぐ様子は圧巻です。

六義園は江戸時代にもともと平坦な武蔵野の一隅であったところ、７年の歳月をかけて池を掘り、山を築き、千川上水の水を引いて大泉水とし、「回遊式築山泉水庭園」として造り出されました。元禄の頃には六義園の傍に並ぶ植木屋が売り出したツツジの園芸ブームが江戸中に広まりました。

2020年３月28日から５月31日まで、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）感染拡大防止のため臨時休園としており、例年のようにツツジの見頃を楽しんでいただくことが叶いませんでしたが、今年も変わらず咲き誇っていたツツジの見頃の風景を、本動画にてぜひ楽しんでください。

六義園ホームページ
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031.html

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